2020年02月13日

初級 第18.19回 2020-2-9<芳香蒸留水・チンキ・浸出油><ハーブティー>

午前第18回<芳香蒸留水・チンキ・浸出油>
 初級では、家庭でも手軽に芳香蒸留水(ハーブウオーター)が取れることを知っていただくため、お鍋での蒸留を行いました。キッチンは暮らしの原点とも言える場所です。ご飯を炊く、おかずを作る。漬物をつける。保存食を作っておく。季節ごとの決まった仕事などなど、健康と命を育む食べ物がキッチンから生まれ、日々の心地よい暮らしへとつながっていきます。思い返してみれば私たちは多くの時間キッチンに立っています。キッチンは家族の健康を預かる私たちにとってのいわば研究室です。そんなキッチンにあるものを使って、庭で育てた植物から健康に役立つハーブウオーターをとってみましょう。こんな楽しいことはありません。まるで出汁を取るようにハーブウオーターを採る。ぜひ行ってみて欲しいのです。
 ハーブウオーターは、植物の水溶性の芳香成分・分子が溶け込んだ水です。同じ水蒸気蒸留で採られる精油に比べると成分の含有量は10000分の1と少ないですが、その分禁忌もほとんどなく誰にでも身体に優しいもので、様々なものに活用できます。
収穫したての植物を使って、今日は隣のハーブ畑のローズマリーでローズマリーウオーターを採取しました。収穫したハーブ1に対して採取するハーブウオーター1を採ります。
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蒸留には少し時間がかかりますので、その間に、ハーブをアルコールに漬け込み成分分子を浸出させるチンキと植物油に漬け込む浸出油を作りました。今日は、エキナセアのチンキとカレンデュラの浸出油です。
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ローズマリーのハーブウオーター、エキナセアのチンキ、カレンデュラの浸出油、それぞれの活用方法や使い方など知っていただいて、午前の講座は終了しました。
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午後<ハーブティー>
 空気が乾燥しているこの時期は、肌もカサカサ、内臓も冷たく、乾燥気味です。ハーブ療法には様々ありますが、特にこの時期活用したいのがハーブティーです。ハーブに多く含まれるポリフェノールやフラボノイドには抗酸化作用があり、また免疫力、自然治癒力を高めてくれます。それぞれのハーブが持つ特性、効能を活かした組み合わせを考え、美味しいハーブティーを飲むことで、健康維持に努めたいものです。
今日は、それぞれのハーブの特性、期待できる水溶性成分、そして注意点などを学びながら、そしてより美味しくするためのプラスα、甘味や果物、日本古来のショウガやゴボウなど活用しながら、いろいろハーブティーを作って飲み比べてみました。 
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posted by 小田原ハーブインストラクター at 11:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月13日

初級第16,17回 2020-1-12<フルーツポマンダー ><ハーブの歴史>

午前<フルーツポマンダー 作り>
14世紀のヨーロッパでは疫病が大流行し多くの人が命を落としました。それらの疫病から身を守るための、防疫の具として作られたのがポマンダー です。もともとは、金や銀の穴の開いた容器に抗菌や防虫に役立つハーブや、スパイス、また香料、乳香などの植物性のものからアンバーグリス、ムスクなどの動物性のものなども詰めて使用していたようです。
現在のフルーツポマンダー の原型は16世紀、りんごをくり抜いた中に酢で練った乳香などを詰め込んだもので、病に苦しむ市井の人々を治療のため訪れる医師たちも防疫のため身につけていたと言います。
現代では、時代背景もすっかり変わり、魔除け、お守りの意味を込めつつも、装飾や部屋の飾り付け、また季節の楽しみへと変わってきました。と同時に見た目もより可愛らしく、より素敵なフルーツポマンダー が作られるようになりました。
今日はそんなフルーツポマンダー を作りました。

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フルーツにクローブがさし終わったら、ブレンドしたスパイスのパウダーの入った袋の中で、全体にパウダーをまぶします。教室でできるのはここまでです。家に持ち帰り網の袋に入れ日の当たらない風通しの良いところに吊るして干します。乾燥したらリボンをかけて完成です。上手に出来上がるといいですね。どんなふうに出来上がったかは次回の講座日の楽しみです。

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午後<ハーブの歴史>
 午後は、ハーブの歴史についてです。特にヨーロッパの時代背景の中でどのように現在の私たちに届けられたのか、また薬学や医学にも深く関わる植物、ハーブについての大切な著書について、重要な人物たちの考え方などについてなどです。
 また歴史上に登場する「ハンガリーウオーター」や「ケルンの水」は、どのようなものなのか?実際に作ってみました 。生命維持の秘薬として、自給自足の修道院の中で作られたハーブのリキュールとはどのようなものなのか?当時のレシピをもとに作られているという、<シャルトリユーズ><ベネディクチン>を試飲していただきました。午後の講座は少し早めにスタートしたのですが、内容が多いので、終了時間を少しオーバーしてしまいました。ハーブの歴史はとても広くて深いのですが、その一部でも当時の物を探り、体験することでハーブ
の歴史に対する関心も増すのではないかと思います。

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posted by 小田原ハーブインストラクター at 22:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月09日

初級第14,15回 2019-12-8クッキングとクラフト

午前第14回<クッキング>
メニュー:ローゼルジャム、中華風蒸しパン、薬膳風豆乳スープ、ハーブソーセージ
 畑のローゼルは、既に枯れている状態です。今年は特に早くからローゼルの収穫が可能で、この時期に生のローゼルを使うことは無理だろうと思っていました。それで1ヶ月ほど前に、収穫し、冷凍保存しておいた物を使いました。昼食用を残して、持ち帰り用のジャムは瓶に詰めて脱気しました。
 ジャムにも相性の良い中華風蒸しパン、クコの実や松の実を入れた豆乳スープ、そしてセージとペパーミントを練り込み春巻きの皮で巻いたハーブソーセージ、どれも手軽にできるものなので、1時間ほどで完成しました。
 皆で批評し合いながら、美味しく、楽しくいただきました。食後には皆さんがそれぞれお菓子など持ってきてくださり、レモンバーベナーのフレッシュハーブティーで歓談。今日は富士山が真っ白です。カーテンを開き真っ白な富士山を見ながら、ゆったりとした昼食を取ることができました。
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午後第15回<クラフト>
クリスマスリースを作りました。まずローズマリーでのリース台作りから入りました。リース台が出来上がったら、ローズマリーはもちろんですが、柊、ビャクシン、グリーンアイス、薔薇の実、松笠、コットンなどを使って思い思いに飾り付けを行なっていきます。最後にリボンをつけて完成です。
クリスマスリースが作られるようになったのは、1700年ほど前、ローマ皇帝がキリスト教を国教としたことから、キリスト教徒にローマの風習が広まり、もともとあったリースを飾るという文化とキリスト教の文化が混ざりあって、クリスマスでもリースが飾られるようになったと言われているようです。
リースの輪には、「永遠」という意味があり、生命や幸せがいつまでも続くようにという願いが込められているそうです。クリスマスリースによく使われる緑や赤、これはクリスマスカラーですが、この2色にはいろいろな意味が込められているようです。農作物の繁栄に対する神への感謝、太陽の恵、そしてキリストの受難に関するものなど。更に香りや柊の尖った葉は魔除け、松ぼっくりにも「収穫」「神への捧げもの」としての役割があるようです。リボンや飾りに用いる白や金銀には純潔、富や豊さといった意味が込められているようです。こうしたクリスマスリースを家の入り口に飾ることで、無事過ごせた一年に感謝し、新しい年への祈りを込めたのでしょうね。日本でも松飾りやしめ縄飾りをします。文化は違へど人々の思いには共通するものがありますね。
 楽しいけれど何げなく作っているクリスマスリースですが、いろいろな意味があることを知ると選ぶ植物や色
も考えるようになったりしますね。

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posted by 小田原ハーブインストラクター at 01:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする