2020年11月11日

初級第14.15回 2020-11-8 <芳香蒸留水、チンキ、インフュージョンオイル>

まず水蒸気蒸留でハーブウオーター(芳香蒸留水)を抽出します。蒸留するのはレモングラスとローズマリー。蒸留も2つの方法で行います。一つは蒸留器で、もう一つはお鍋での蒸留です。
お鍋で蒸留を行うのは、特別な蒸留器がなくても、家庭で手軽に蒸留できることを知ってもらうためです。もちろん蒸気が飛ばないように密閉する工夫が必要ですが、台所にあるパスタ鍋など利用することが可能です。 材料の準備、植物の配置、そしてそれぞれの構造の違いや抽出の過程など確認しながら、目標の抽出量のハーブウオーターを採取します。
今日は、レモングラス、ローズマリーそれぞれ900gを用意しましたので、目標の抽出量はそれぞれ900mlです。
 抽出するのに時間がかかりますので、その間ハーブウオーターについての様々な知識や活用方法などについての学習も行いました。
抽出したハーブウオーターは容器に分け持ち帰ります。それぞれ100mlずつ見本として残し、試しに肌につけたり、香りを確認したりして感触を確かめました。
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遅いお昼になりましたが、一休みし、午後はチンキとインフュージョンオイル作りです。
チンキ(ティンクチャー)は、アルコールにハーブを漬け込みハーブの有効成分をアルコールに浸出させたもの。内服用にはウオッカを使います。
チンキを作る場合注意することは、アルコールの度数によって抽出できる成分が異なるということです。なので抽出したい成分に合わせてアルコールの度数を決めます。
今回はエキナセアのチンキを作りました。日頃からの感染症予防に有効ですし、免疫疾患に役立てることができます。また外用として炎症やニキビに有効です。こうした成分を抽出するために45°のウオッカに漬け込みました。冷暗所に保存し、2週間毎日よく振ります。出来上がったら漉して遮光瓶に移します。白湯に落としたり、ハーブティーに数的たらしたり薄めて飲みます。日本人はアルコールに弱い人種ですので、その点注意しましょう。
インフュージョンオイルは、ハーブを植物油に漬け込み、有効成分を植物油の中に浸出させたものです。
市販されている植物油の中で「浸出」と表記されているものはこのように作られたものです。よく知られているものにカレンデュラ油、セントジョーンズワート油があります。これらの植物は、自分で育てている方も多いので、育てたもので作ると良いですね。ただしセントジョーンズワート油は、体験的に思うことですが、生の花でないととることができません。真っ赤なきれいなオイルで、私は毎年花が咲く時期に作っています。
 今回は、ひまわり油にカレンデュラを漬け込みました。カレンデュラオイルは、皮膚の自然治癒力に有効とされ、ハンドクリームなどにもよく使われています。またβカロテン、カリウムなど多く含んでいます。食用のひまわり油に漬け込みましたので、食用オイルとしてカレンデュラごと利用することもできます。
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posted by 小田原ハーブインストラクター at 22:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする